2014年12月19日金曜日

Poem × Picture

"Poem × Picture" screenshot mosaic on Flickr http://j.mp/1DQva3k
それぞれの絵の拡大画像を背景として配置した Music × Picture 同様、今回は大きな文字の”詩”に背景画像を加えた。
現時点で対象の投稿は40余り有り、すべて更新してはいないが、いち早くガジェットドック(1stブログ)の閲覧ガイドに同名の項目を設けた。数が多いので少しずつ更新する予定。#art #painting
Lounge: Poem × Picture
Poem”という括りは、便宜的な分類で、 a note explaining the origin of a work of art - 芸術作品の起源を説明するノート では長すぎる為。実際には、本気で詩として書いたものの他、作品のキャッチコピーのようなもの、単なる解説文の延長にすぎないもの、好きな作家の引用等、色々ある。
そもそも解説文とは別に、絵に添え書きを付けようと思い立ったのは、それらしい書画の系譜というより泉鏡花の影響だ。
彼は新聞や雑誌に、一編の詩のような短文で、次回作の予告を自ら書いていた。自分もそれを真似て、webDICEの日記で当該作の末尾に次回作の予告を付けていた。
今回の"Poem"の多くは、Bloggerへ日記を移植するにあたり、絵を引き立てるべく、それらを加筆修正し、文字装飾を施したもの。初めは絵に近い位置で、文字を大きくし、文字間、行間を調整しただけだったが、途中からシャドー付きの白抜きにし、その自然な流れでその位置を絵の内側に移すことにした。
本分である絵のおまけなので、大いに飾り立て、遊んでやれという、孫に愛情を注ぐ老人のような気持ちがあることは否めない。Music × Pictureの投稿にて、ささやかに映画監督気分を味わっていると書いたが、こちらは謂わば絵のポスターだ。
ただし、遊び心や実験精神と言えば聞こえはいいが、肝心の内容が意味不明な独りよがりなら、ただの空疎なハッタリになる。他力本願でお気楽な Music × Picture と違い、文章が自分のものである点で、まさに蛇足になる可能性がある。採点1点の絵 × 100点の音楽 = 100点だが、1点の絵 × -100点の文章 = -100点だ。そうなれば、無いほうがマシで、蛇足を描く時間や労力を絵の制作に注げという話になる。
"Poem × Picture" : "Ideal of the picture" on Flickr http://j.mp/1wGUpSh
けれども、自分にとって写実は、あくまでも説得力を持たせる為の手段であって、目的ではない。
絵のテーマを決める重要な手法は、むしろ言葉に依る想像、連想の方だ。艶のない”石膏”の少女は成長して”大理石”になり、緑から赤へ変容する”トマト”は少女の頬を思わせ、”なよ竹”は女性特有の笑顔を連想させた。しかも公開を前提にすることで、当該作の添え書きを練る内に、その緊張から新たな作品の構想を得ることもある。必ずうまくいくわけではないが、今後もこのアプローチを変えるつもりはない。
理想の絵画の文章を簡単に言い換えるなら、キャッチーかつテーマ性を帯びているということだ。
唯その"Poem"に画像を敷くか否かは、また別の問題で、その画像の質次第だ。画像の質については、opacityによる画像のオーバーラップがない為、また描いた実寸より大きい分、粗密の具合が詳らかになる。過去の自分に感心したり、がっかりしたり、そうこうして更新を試みた結果、その掛け算の答えがマイナスなら、更新を断念することも有り得る。
また2ndブログでは、既に青空や雲の背景があり、空中に浮かぶ文字が気に入っているので、同期を敢えて控える可能性がある。
2つのブログともに、もろもろ課題があり、いつ完成形を見るのか自分でもよくわからないが、サグラダ・ファミリアよりは早めにFixさせたいと思う。
*2014-12-26追記
opacityを適用し、テキスト上をhoverすると、テキストが消える形に変更。表示位置は基本的に、短文の場合は、左詰め、中央揃いの2種類で、長文の場合は、Multiple Columnsで表示する。唯、いずれも背景画像との兼ね合い次第。
実は当初は全く逆に、hoverすると背景画像が消え、テキストが残る形にしたかった。そうすれば、既に背景のある2ndブログにもためらうことなく採用できると考えたので。技術が伴えば、いずれ再度変更するかもしれない。

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