2015年9月7日月曜日

Flickr Dutch Roll 1

Flickr tour : The different appearance of the same album : Middle & unnecessary Large (August 2015)
2010年8月の"入居"以来、快適に暮らしていた画像のアパート Flickrは、2013年5月頃、大規模な改築が行われた。
最新技術の反映、ライバルの台頭、モバイルの普及等 、様々な要因で、時流に沿った改革が必要であったことは理解できる。
しかし、折から 、大家、管理人が代わり、目玉となるmodify (Justified view) 画面を強調するあまり、その改革の中で、彼らはやってはいけないことをした。#art #painting
サムネイルの存在意義は、多くの画像の中から、素早くお目当ての画像に辿り着くことにある。従って鑑賞は二の次で、機能優先の、謂わばそれらは、画像によるインデックスなのだ。
あろうことか彼らは、そのインデックスを削除してしまった。
まるでその行為は、視野の狭い、近視眼の人間を育成するのが目的であるかのようだ。
無論そこには悪意は無くて、唯々、後継者が未熟なだけだ。基本を踏まえつつ、気の利いた改良を続ける YouTube とは、比較も憚られる程、大人と子供の違いが有る。

three agitators
この改悪を受け直ちに、現在まで2年余り、対外的にサムネイル画面の復元をアピールしてきた。
本分である絵画においては、キャンペーン用のポスターを3作制作、順次公開し、(three agitatorsはそれらのコラージュ)
自分のギャラリーにおいては、その小さな画像群の持つ有用性を実証する方策を講じてきた。
それら批判と対抗策の詳細は、既に elpoeptacの日記 - webDICE において、以下のように 6回に亘って投稿されている。


今回、それらをBlogger用に再編集して、
"Flickr Dutch Roll"
と全体に冠し、数回に分けて改めて投稿しようと思う。(投稿済みの Screenshot Archives 、Woman mosaic もこの一環)
今も尚、暴挙は野放しになっている。

因みに、このタイトルには、Flickrの迷走ぶり、それに対するこちらの右往左往のみならず、テーマを卑近に限定したせいで混迷し、長引いた絵画制作に対する反省の意味合いも込められている。再編集により、経緯を整理した後は、より自由なテーマで制作に取り組み、3作継続して行ったポスター制作は、これを機に一旦区切りをつけることにする。その下地になった作品については、別途個別に投稿する予定。
ところで、このささやかなキャンペーンは、既に少しばかりの成果があった。快適な住まいを取り戻したい有志は、自分以外にも沢山いたらしく、 2014年4月時点で画面横幅一杯に表示され、ページの区切りすら無かったmodify画面は、冒頭画像左側のサイズにまで縮小され、1ページの表示画像数も適当な数に落ち着いた。紆余曲折の末、皮肉なことに画像サイズだけをとれば、変更前の Photostream 及び Set (現 album) の 表示オプション"Detail" とほぼ同じになった。(冒頭のコラージュ画像:”同じアルバムの異なる見た目:中と不必要な大”参照。比較の為、連結した2つのスクリーンショットは全く同じ横幅。)
Flickr tour : Old Flickr "Set" (August 2010)
勿論、この住民運動は、この問題が解決するまで、即ち、無用の長物こそが削除され、
"lost thumbnails" が
 Restore
されるまで止めることはない。

上述のように兆しはある。
サムネイルサイズのmodify画面あたりが落とし所だろう。時間は掛かるだろうが、何より不便さの鬱積が解決を後押ししてくれるだろう。

元気だった頃のFlickrについては既出の Flickr 2つ目のギャラリー 及び "elpoeptacの日記 - webDICE"の処遇 を参照。
Flickr Dutch Roll
#1: About new @Flickr
Lounge: Flickr Dutch Roll 1
Woman 66 - flicker http://j.mp/tacw66d
以下の引用は 2013-06-22 elpoeptacの日記 - webDICEからの転載。今回は引用から画像投稿サイト、Flickrに関する部分のみ抜粋。作品に関する投稿は女66 チカチカ : flicker参照。
ところで、
改題を決めてから、当のFlickrに大きな変化があり、
個人的には、このタイトルは単なる駄洒落以上のタイムリーな名前になった。
検索すれば済むことなので、変化の詳細は他に譲るが、
結果として、過去作を見つけにくいという弊害ができた。
無料でアップロード可能な容量が、1テラバイトまで拡張されたのだが、
尚更必要になるであろうサムネイルのページが失われたため、
概観しにくい作りになってしまったのだ。
(正確にはサムネイルよりsquare tilesの方が多く無くなった)

サムネイルをマウスオーバーすると大きな画像になるのが理想だと思う。

対策として、
ひとまとめのグループであるset(フォルダ、ディレクトリのようなもの)に、
新たにモザイク画像のsetを追加し、
無料になったcollection(階層構造の目次のようなもの)を利用して、
set全体を整理した。
collectionの階層構造をサイトマップ化し、近々公開する予定。

elpoeptac's collections on Flickr http://bit.ly/12dGXzw

●次回予告

Woman 67 lost thumbnails : 爪を噛む

不安そうに爪を噛む娘。
噛みすぎて、
親指の爪(サムネイル)が無くなった。
Flickrへのささやかな風刺画。

目次や索引のない本がどれだけ読みづらいか。
ただ風刺などは改善されれば用済みだし、
Flickrのことなど知らない人の方が多いわけで、
ひとかどの絵としてまず成立させることが大前提。

投稿日:2013-06-22 00:56
以下の引用は 2013-07-06 elpoeptacの日記 - webDICEからの転載
Flickrのリニューアルから一ヶ月ほど経った。

デジタル系の報道では、
全面的なリニューアルのように伝えられているが、
実際は内部構造のシステム設計にはほとんど変化はなく、
総合的には相変わらず、よく考えられた素晴らしいサイトだと思う。
だからこそ、前回触れたように、
thumbnailの一覧表示画面を無くし、
modify画面を固定的に表示する、
今回のレイアウト上の変更が残念でならない。
見かけは華々しいが、アクセシビリティ(端末の操作性)
は確実に落ちた。
木を見て森を見ず。
一言で言えば非常に刹那的だ。

今のままなら、
小さな画面で歩きながら見る程度の、
垂れ流すやいなや死にはじめる、
自己満足の死蔵画像がいたずらに増えるだけだ。
勿論そういう利用法を否定するつもりはないし、
中には他者に影響を及ぼす画像もあるかもしれない。
しかし、表示方法を一つに限定してしまい、
thumbnail画面を選択肢として残さなかったことで、
それらに触れる機会すら確実に減らしている。
次回作の副題にもしたが、
目次や索引のない本は読みづらいに決まっている。
施設が大きくなればなるほど、
案内板やガイドが必要になるのは物の道理だ。

Flickrの中で、
自分が頻繁に閲覧させてもらってるユーザーのひとりに、
ドイツ在住のpetrus.agricolaという年配の方がいる。
リタイヤ後、各地の美術館や博物館を旅し、
自ら撮った芸術品の画像を高精細のままupしていて、
その数は2008年7月から現在まで約13000枚に上る。
有名画家でも初見の作品を、彼のおかげで知ることができた。

Flickr: petrus.agricola's Photostream http://bit.ly/12tE0uU

Flickr tour : "Album (example 'randomly') -> Edit"
新任者が自分の色を無理やり際立たせるため、道理を無視して表舞台から消し去った、thumbnail画面の復活を心から期待している。
ユーザーの管理画面では相変わらず見ることができるので、表示オプションとしての復活は造作も無いことだと思う。

●前回告知したcollectionの階層構造をツリー状にサイトマップ化したもの。

elpoeptac's collections site map (Gallery) Jun,2013
elpoeptac's collections site map (Gallery) Jun,2013 on Flickr http://bit.ly/16pkunG

●画像URL

上の画像はサムネイル代わりに作成したモザイク画像の一つ。
Kimono mosaic 3 http://bit.ly/1aJIxmn

●次回作進捗

Woman 67 lost thumbnails (It is hard to read the book without a table of contents and the index.)
: 爪を噛む(目次や索引のない本は読みづらい)

長いサブタイトルを追加した。

”本”については、あくまでも喩え。
たとえば、爪を噛みつつ、
本を読みあぐねているという図も考えたが、
あまりに単純なのでやめた。
(改善されれば副題は取るつもり)
代わりに不機嫌そうな猫を追加。
以下、構想の決定稿。

噛みすぎて 親指の爪が無くなった娘。
左下に同じく爪を噛む猫を追加。
娘の右腕で抱き上げられている。
猫は脇役でこじんまりと。
後ろ足の片方を高く、自分の顔の前に掲げ、
苦々しげに横銜えで爪を噛んでいる。
抱き上げられているのに執着する不機嫌さ。
脇役ながらインパクトのあるものに。

手法は、CGへの依存度を弱め、従来通りに戻すことにした。


Flickr:elpoeptac's collections http://bit.ly/12dGXzw
elpoeptac Photostream http://bit.ly/lwzMaw
Twitter: Koujirou Tomatsu (elpoeptac_bot) http://bit.ly/j4nMcl

Evernote:
作業工程ログURL一覧
https://www.evernote.com/pub/elpoeptac/ProcessLog_URL

カレントプロセス
https://www.evernote.com/pub/elpoeptac/CurrentProcess

投稿日:2013-07-06 01:02
petrus.agricola氏については別途投稿予定。
Flickr Dutch Roll 2 へ続く。




Music × Picture

Action This Day (Lyrics)

Queen




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