2015年11月5日木曜日

Flickr Dutch Roll 3

もしも、
サムネイルが復元されたなら、
地味なこの娘をまた使い、
記念撮影をするつもり。
但し、
仰々しい復活のお祝い、
ではなくて、
変哲も無い、
その他大勢に紛れた、
日常のスナップ写真として。
Flickr Dutch Roll
#3: "lost thumbnails" on Old Flickr
Flickr Dutch Roll 3
Flickr Dutch Roll 2 続き。#art #painting
以下の  引用  は 2014-02-12 elpoeptacの日記 - webDICEからの転載。時系列としては#2の続きだが、内容的には#1の続き。
#1において、サムネイルを失い、概観が困難になったことに対する対抗策として、Flickrの機能の一つ ”Collections” を利用して、自分のGallery(自分の命名したAlbum名)を俯瞰できるようにしたが、今回の#3及び次回の#4においても ”Collections” について度々言及がある。そこで、引用の前に、自分なりにその仕様についてまとめてみた。少々説明不足なので。
”Collections” とは、閲覧者に解りやすい分類を提供するための機能で、既に作成した Album を、ユーザー自身が、任意のテーマ毎に整理できる。階層構造にすることも可能で、その点フォルダやディレクトリに似ているが、投稿記事のタグやラベル同様、看板をすげ替えるだけなので、同じ Album を異なる性質のテーマの許に置くことも出来る。
”Collections” は謂わば、プレゼンテーションツールだ。
Flickr tour : Old Flickr "Set" (August 2010)
Flickr tour : "Edit"
Flickr tour : Old Flickr "Photo Page"
前回簡単に触れた、
"lost thumbnails" on Old Flickr
を改めて紹介。
懐旧ではなく、”実用的な”サムネイルの復活を期して。

この画像は、リニューアル前のFlickrのキャプチャー画面に、
"lost thumbnails 2"を嵌め込んだ、いわばコラージュだ。
ベースになっている画像は、2010年8月にキャプチャーした。
左手の大きめのエリアは、このSetの表紙のようなもので、
死んだ子の歳を数える気分で、ここだけを元画像から差し替えた。

Setとはフォルダやディレクトリに相当する、ユーザ任意の分類で、
ここでは”overview(一覧表示)”と名付けた。
左上の見返り怒り猫印に連なる大きな太字がSetタイトル、
その下に表示形式の選択肢があり、
デフォルトでは"Thumbnails"で表示された。
右の小さな正方形の一群がサムネイルで、
各画像には大きな画像を擁する詳細ページへのリンクが張られていた。
”Detail” を選択すると、
タイトル、キャプションの冒頭、日付などと共に、
中くらいの画像、横縦3×6で1ページ分が表示された。
(画像 Flickr tour : "Edit" は、リニューアル後のもの。
中身はリニューアル前の流用で、”Detail”と同じ)
勿論、そこから詳細ページへ行くことも出来た。
つまり大中小の選択肢が用意され、
情報処理の基本中の基本である、
”分割統治法”(小分けにして物事を捉えること)
を踏襲し、画像の総数に関係なく、
アクセシビリティ(端末の操作性)はすこぶる良かった。
elpoeptac's collections site map (Gallery) Jun,2013

なお、現在はリニューアルに対応してSetsを再編し、
”overview”はSetとしては無い。
”overview”という名称でcollection
(階層構造の目次のようなもの。URLは下のフッター参照。)
の1項目に格上げし、
その階下に、同様の主旨の、全画像を納めた2種類のSetを新設した。
●oldest first・・・古い撮影日順。常設展示。
●randomly・・・ユーザー管理画面にて同名のアレンジ機能があって、折に触れシャッフルして配置を変えている。

この概要は、
elpoeptac's collections site map (Gallery) Jun,2013 on Flickr http://bit.ly/16pkunG
を参照。
Flickr tour : "Album (example 'randomly') -> Edit"
ここまで文末を~表示された、と過去形で書きながら、
実はとても違和感があった。
なぜなら、以前にもこの日記で触れたが、
ユーザー自身はその管理画面で、
thumbnailsを相変わらず見ることができるからだ。
そんな違和感から、ついこんな妄想を描いてしまう。

Flickrを管理する米Yahooのトップは今、
才色兼備の女性だそうだが、
それが踊る大捜査線に出ていた真矢みきで、
thumbnailsのプログラムを残しているのは、
システムエンジニア室井とプログラマー青島が、
流用を建前に計った窮余の一策なのだと。
現場に理解の無い上司に抵抗すべく、
リニューアルが不評ならいつでも復元できるよう、
目立たない形で残しているのだ・・・。

実際は、彼女はもともとGoogleのエンジニアで、
現場に無理解とは考えにくく、誰が元凶なのかはわからない。

ネットにある程度触れたことがあるなら、
巻物のように縦に無闇に長く、大きな画像を連ねた
ブログやサイトに辟易した経験は誰しもあるだろう。
大抵その製作者は初心者だ。
このたび10周年を迎えたFlickrは、
奇妙なことに、それらと同様のサイトと化している。

2月20日追記
同様の主旨で、スマホのスクリーンショット版も作成。
URLは下記参照。

●画像URL

lost thumbnails 2(A) http://bit.ly/1bhg97K

"lost thumbnails" on Old Flickr http://bit.ly/1fHKH6w

"lost thumbnails" on Old Flickr (mobile) http://bit.ly/1jfp2Ed


Flickr:elpoeptac's collections http://bit.ly/12dGXzw
elpoeptac Photostream http://bit.ly/lwzMaw
Twitter: Koujirou Tomatsu (elpoeptac_bot) http://bit.ly/j4nMcl

Evernote:
作業工程ログURL一覧
https://www.evernote.com/pub/elpoeptac/ProcessLog_URL

カレントプロセス
https://www.evernote.com/pub/elpoeptac/CurrentProcess

投稿日:2014-02-12 22:45
以下の  引用  は 2014-02-27 elpoeptacの日記 - webDICEからの転載
尚、同日記後半にある Restore thumbnails! (サムネイルを復元して!) というキャンペーンについては、次回の投稿に含める為割愛。
"lost thumbnails" on Old Flickr (mobile)
前回から引き続き、同名のmobile版を紹介。
"lost thumbnails" on Old Flickr (mobile)
二番煎じで新味に欠けるが、
Flickrにおけるサムネイルの復活のため、
臆面も無く、露出を増やす下心で敢えて。

この画像もコラージュで、
ベースにしたのは、2013年1月に撮った、
スマホのスクリーンショット。
Flickrアプリの画面ではなく、
ブラウザでPC版を表示した際の画面が元。

Flickr純正のアプリは、リニューアルの前も後も、
自分の所有するアンドロイドではインストールできない。
via Google Play
現在、Google Playでそのスクリーンショットを見る限り、
その表示方法は、
modify画面(Justified Viewsとも言うらしい)
を前面に押し出した設計になっているのがわかる。
mobileでは画像自体が小さいので、
その負荷は、相対的にPC版のサムネイルと同程度で、
アクセシビリティ(端末の操作性)には、なんら問題はないだろう。
イメージ戦略として、
表面的に見てくれを統一するのは理解出来る。
ただ二次的な表示方法として、
PC版にサムネイルを残さなかった、その頑迷さは全く理解できない。
有体に言うと、今回のリニューアルは、
より広く浅く人気を得やすいmobile版に舵を切り、
PC版はその煽りを受けた格好なのだ。
毎度同じことを書くようだが、
刹那的で、使い捨て感いっぱいで、極めて概観しにくく、
アーカイブ的な側面は急速に失われている。
ある人の画像に興味を持ち、
その過去の画像をも熱心に辿ろうとする人がどれくらいいるのだろう。
モバイル片手に。
・・・
投稿日:2014-02-27 22:20
モバイルは、自分もそれなりに重宝してはいるが、現状では未だ主役を張る器ではないように思える。
殊に画像については、SFにあるような、大きな仮想画面が目の前に現れでもしない限り、それはあくまでも画像インデックス、もしくはアイコンであって、観賞用ではない。小さくなって、美術的価値を失ったCDジャケットのように。(参考:Music × Picture 2
今回のこの馬鹿げた事態について、格言めいた言い方をすれば、信念無き者は、右の後は左を、左の後は右を新しがり、本来ある筈もない刹那的な付加価値を捻り出す。”それ”を強調したければ、”それ以外”を隠したり、貶めるのが手っ取り早い。勿論、これは偉そうに他人事として言っているのではない。自分も身に覚えのあることだ。
新しいものに対する浮かれた熱が、早く収束することを望むばかりだ。
ところで、そもそも未だに、Flickr が日本語に対応していないのもおかしな話で、Flickr を管轄する Yahoo と Yahoo Japan! の間には、まるで鎖国のような奇妙な溝がある。一見開かれているように見える、最先端の企業同士の筈なのに、そこには度し難い、本家と分家の因習めいた閉鎖性を感じる。
おそらく日本語対応は、経済的な駆け引きのカードなのだろう。言葉にロイヤリティが発生するなら、無口な人が増える。言葉、特に文字を形作った人たちと比較するに、なんという狭量さだろう。
仮定を基に断じるのは危険だが、代替の利くスマホのアプリはともかく、今回の、逃げ場の無い Flickr PC版の改悪も、そんな同じ体質がもたらしたと想像してしまう。
今回の投稿を振り返ると、前半の引用は、繰り返されるシュプレヒコールのように、既出の主張及び対抗策についての復唱。後半は、モバイルへの過度な肩入れが、今回の事態をもたらした、という大まかな分析。
コラージュに貼り付けられた彼女は、やはりお飾りに近い。丁度指を咥えているし、架空である上に、技量の足りない点も相まって、何処か着ぐるみの中の人や二流のモデルの悲哀を感じてしまう。
勿論それは、取りも直さず、自分自身の徒労感だ。
但し、当時も今もやる気が上がったり下がったり、まさにダッチロールしているが、混同してはいけないのは、描く技術の拙さは、また別の問題ということだ。その点は、サムネイルが復元されたとしても、変わらず残る。
次回は、日本語対応問題とは全く無関係に、
こちらが勝手に、言葉の壁とぶつかり稽古をした回。
Flickr Dutch Roll 4 へ続く。






Music × Picture

Communication Breakdown

Led Zeppelin

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