2010年8月11日水曜日

Booklog(ブクログ) 登録


曰く、

ブクログはウェブ上にあなたの本棚を作るサービス

だそうです。ただし、

ブクログではAmazonの商品データベースを利用しているため、Amazonで取り扱っていないアイテムを登録することはできません。 現在Amazonで取り扱っていないアイテムも登録できるよう検討しております。

という但し書きが付きます。

整理と紹介を兼ねて、このブクログに、文学、画集、CDなどを登録しました。
閲覧は自由です。
ブログパーツの本棚を当ブログのガジェットとして追加しました。
elpoeptacの本棚(elpoeptac) - ブクログにリンクしています。

選んだ一番のポイントは、見栄も外聞も大いに関わる”感心”ではなく、ただ単純に”感動”したかどうかです。
散切り頭の俗謡ではありませんが、それで自分の頭を叩いたら、良し悪しは別として、音が出たか?ということです。極めて個人的なレベルの”文明開化の音”が。
本棚の並び順は、ジャンルごとに左上から右下への降順で、それがそのまま自分にとっての優劣です。つまり感動から感心へ、大きな音から小さな音へ、です。
いわば視野が広がるにつれ更新され、形成された感動の変遷のピラミッドです。

ただし、上記但し書きからもわかるでしょうが、必ずしも自分の所有しているものと同じではありません。(無論すべてでもありません。)よって、登録した商品を須らく推薦しているわけではありません。

とりわけ、登録した画集は、あくまでも好きな画家を選んだにすぎません。
表紙の見映えがいいので、TASCHEN(ホームページは日本語対応)のものが多くなりました。もっともタッシェンの出版物は総じて質が高いように思います。選んだものは値段も手頃ですし。

言うまでもないかもしれませんが、文字メディアは、版や翻訳者に拠り、画集やCDなどは、印刷や録音の状況に拠り、印象が随分変わります。
例えば、大デュマの三部からなる大長編「ダルタニャン物語」(講談社文庫)の翻訳は、鈴木力衛氏で、こなれた読みやすい文章なのですが、第一部にあたる「三銃士」だけは、’単独の’岩波文庫版「三銃士」の生島遼一氏の翻訳がさらに素晴らしい、とか。
一般的に、画集については、高価だからっといって、印刷が良いとは限りませんし、お気に入りの絵が網羅されていないこともあります。
指揮者、演奏者の多様なクラッシック音楽は言わずもがなです。


ところで、こう書いている今さらながら、芋蔓式にあれを忘れていたというのを、いくつか思い出しました。
ただ、忘れていたということは、さほど自分にとって重要でないのでは?と思う反面、そう単純に割り切るべきではない、という思いもよぎります。
何が自分の血になり肉になっているか、完璧に自己分析できるのか?と問われたら、正直あまり自信はありません。自己分析や自己評価とは名ばかりで、自分を良く見せたいという見栄坊が、時々顔を出したり、都合の悪いものは、見て見ぬ振りもします。
子供の頃はたくさん漫画も読みましたし、怪獣や変身するヒーロー物など、テレビや映画で夢中になって見ていました。初めて熱心に見た画集は、実家に今もある明治以降の日本人画家の画集の全集でした。
泉鏡花を本格的に知ったのは、三島由紀夫の紹介文がきっかけですが、彼の作品には、当時随分ハマッテいたものの、今はリストに入れるようとは思いません。
長編に挑戦していた学生の頃、「カラマーゾフの兄弟」を読み終え、次は何か軽めのものを、と手に取ったのが、「モンテクリスト伯」の第一巻でしたが、結果として大デュマのほうが、ドストエフスキーより重くなりました。


何にどんな影響を受けたのか。
まあ、焦らずに、これを機に考えて行きたいと思います。
はじめに感動うんぬんと回りくどい言い方をしましたが、確かに言えることは、選んだものは、ごく自然に何度も手にするものだということです。

今後並びが変わる可能性もあります。
新たに読みたいものや見たいものなども登録できるので、折りに触れ更新したいと思っています。

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