2014年5月27日火曜日

女29 瞳の中のメール

Woman 29 - An e-mail in eyes http://j.mp/tacw29d



世擦れして、ついつい性別や人種や年齢などで人を分類し、ひいては差別に至ったりもするが、そうした分類は言語表現やその理解の為の方便にすぎない。この世に存在しているのは、顔が有り名前を持った一個人だ。

鉛筆 A4コピー紙 2011-01-15
Pencil on paper. #art #painting
瞳の中のメール : An e-mail in eyes
Flickr URL : http://j.mp/tacw29d
以下の引用は2011-01-17 elpoeptacの日記 - webDICEからの転載
女29(部分) Woman 29 (part) - An e-mail in eyes 自作のデッサンをご覧下さい。 #art #painting #dessin http://flic.kr/p/9apbDQ http://bit.ly/dwgmcB

前回、期限内に高精度が本来の目的と書いたけれど、そもそもこれらのデッサンは、理想とする油絵を制作する為の準備にすぎない。

内から灯るような肌の人物画を描くことが理想の一つ。
実現する方法は、白地に肌の薄皮を乗せるように半透明色をグレーズするのだけれど、白地の輝度は、途中でデッサンの狂いを発見し、やり直す度に落ちてしまう。
これを避けるには、正確なデッサン力が必須。
時間については、乾燥の遅い油絵では言わずもがな。

本作もそうだが、最近濃い鉛筆を使う事に慎重になりすぎている。特に肌の部分。
紙の上での失敗は、キャンバス上でのそれに比べれば被害は少ないのだから、これからはもう少し果敢にやろうと思う。

作業工程のログはこちら
Evernote 共有ノートブック : WomanMosaic4 (28 - 36)

Flickr: elpoeptac Photostream http://www.flickr.com/photos/elpoeptac/
言い訳をするほど大して良くないという事。この頃は一週間に一作をノルマにしていた。拙速という感想が妥当。
唯、理想は今も変わらず保たれている。
削除したい気持ちもあるが、失敗を敢えて理想を再確認する良い機会と捉えたい。遠目に見れば同じだからという理由で、予めパレット上に肌の色を作り、白のハイライトを盛る肉付け法に組するつもりは微塵もない。
習慣や学習は、形骸化と表裏一体だ。利己的に形ばかりになるのは、唯単に”スレ”て”ナメ”始め、感覚が麻痺して、その方法を採るのが”楽チン”だからだ。ミクロの視点を捨て去る理由は本来どこにも無い。世擦れして、ついつい性別や人種や年齢などで人を分類し、ひいては差別に至ったりもするが、そうした分類は言語表現やその理解の為の方便にすぎない。この世に存在しているのは、顔が有り名前を持った一個人だ。
またこの理想の方法論の選択は、人の表情の機微を描くことと分けて考えることは出来ない。

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